自毛植毛と人工毛植毛はかなり違う!効果・費用など結局どちらがいいの?

自毛植毛と人工毛植毛の違いは植える毛だけではない?

薄毛解消法のひとつである植毛手術には、人工毛植毛と自毛植毛の2種類がありますが、現在では自毛植毛が主流となっています。この記事では、人工毛植毛と自毛植毛それぞれのメリットとデメリットを徹底比較し、効果や費用など、どこがどう違うのかを詳細に解説、植毛をお考えの方のお役に立てる内容となっています。では詳しくみてゆきましょう。

 

 

自毛植毛と人工毛植毛 違いはどこにある?

人工毛植毛の特徴と施術方法は?

人工毛植毛は、合成化学繊維でできた人工毛を使用した植毛です。必要量の自毛を採取できないほどハゲてしまっている方でも、人工毛植毛なら好きなだけ毛量を増やすことができます。人工毛の毛色や毛質は自由に選ぶことができるので、好みのヘアスタイルを作ることが可能です。

 

自毛植毛の特徴と施術方法は?

自毛植毛は、薄毛になった部分に自分の毛髪を移植する植毛法です。移植した毛髪は、定着すれば抜けてもまた新しく生えてくるため、手術後のメンテナンスは不要となります。手術方法は、薄毛が進行していない側頭部や後頭部から、頭皮ごと自毛を採取し、毛を生やしたい部分に植え込んでゆくというものです。

 

 

自毛植毛と人工毛植毛のメリットデメリット

人工毛植毛は毛がない人にとってはメリット大

人工毛植毛の最大のメリットは、自分の毛がなくても植毛が可能なことです。例えば薄毛がかなり進行してしまっていると、自毛から移植用のドナーを採取することができない場合があります。しかし人工毛植毛なら、移植用の毛髪は人工毛を使用するため、自毛の制約を受けることなく、自在にヘアスタイルを決めることができます。また、自毛採取のための行程や採取後の縫合などが不要なため、手術にかかる費用や時間は、自毛植毛より少なくて済むのです。また、人工毛植毛では、一本ずつの植毛が可能なため、額の生え際など、目立つ部分の仕上がりがとても自然になることも見逃せません。

 

人工毛植毛のデメリットは安全性への疑問

人工毛植毛のデメリットとしては、植毛した人工毛の定着率が低いことがあげられます。また、人工毛は抜けたらもう生えてきません。数年ごとに再び植毛しなければハゲに戻ってしまうのです。人工毛植毛で多く見られるトラブル事例は、頭皮が化膿したり感染症を引き起こしたりすることです。人工毛は身体にとって異物であるため、拒絶反応が起きる可能性が高く、その場合は、せっかく植毛した人工毛を抜かざるを得なくなってしまいます。このとき、人工毛が切れてしまって頭皮の中に残ってしまうと、トラブルが重大化・長期化することもあります。

 

自毛植毛のメリットは抜けてもまた生えること!

自毛植毛は、薄毛が進んでいない部分の毛髪を、ハゲてしまった部分に移植する手法です。自毛消耗の最大のメリットとしては、移植した毛髪が定着すれば、その後は抜けても生え変わるためメンテナンスが不要となり、薄毛の悩みから解放されることがあげられます。また、自毛を使用するため、人工毛植毛のような拒絶反応は見られません。自毛植毛が薄毛解消の決定打、あるいは最終手段と言われるのはこのためです。

 

自毛植毛にもデメリットはあるの?

自毛植毛のデメリットは、自毛の量によっては思うように髪を増やすことができないことです。例えば、薄毛が進行してしまって自毛が残り少なくなっている場合だと、移植に必要な量のドナーを採取できません。また、生え際の仕上がりに、執刀医師の技量差が大きく影響することも考慮しなければなりません。自毛植毛では、株(グラフト)単位での移植となることと、生え際に比べて太い後頭部や側頭部の毛を使用するためです。手術に必要な時間や費用は、ドナー採取や縫合が必要となるため、人工毛植毛に比べると多くなり、場合によってはドナーを採取した部分に傷が残ってしまうという事例もあります。

 

 

自毛植毛と人工毛植毛 費用はどちらがおトク?

自毛植毛と人工毛植毛それぞれに必要となる費用を比較してみましょう。自毛植毛の場合は約60万~220万、 人工毛植毛なら約30万~50万となっています。金額に大きな幅がある理由は、植毛部位や植毛する本数のほか、植毛手術が健康保険適応外の自費治療となり、病院ごとに費用が異なるからです。これだけを見れば、人工毛植毛の方がかなり安価に感じられます。しかし、自毛植毛の場合は、手術後に移植した自毛が定着すると、抜けても自然に生えてくるため、後のメンテナンスは不要となります。一方、人工毛植毛の場合は、人工毛が抜けるとそのままとなり、再び植毛しなければならなくなります。この定期的なメンテナンスには1回毎に10万円以上が必要となるのです。つまり、長期的に見れば、自毛植毛の方が人工毛植毛より金銭的負担は軽くなるといえます。

 

 

自毛植毛が主流!D判定の人工毛植毛はイマイチ

人工毛植毛の推奨度は、AGA(男性性脱毛症)の効果的な治療法として、日本皮膚科学会が定めた『AGA治療ガイドライン』において、最低ランクのD判定(行わないようすすめられる)の評価となっています。また、薄毛治療の先進国であるアメリカでは、10年以上も前から人工毛による植毛手術は、法律で禁止されています。このように判断された理由は、術後、頭皮が化膿したり炎症を起こしたりするなど、人工毛植毛が身体に及ぼす影響を重く見たからです。安全性に疑問がある治療が推奨されないのは、当然のことといえますね。

 

 

自毛植毛VS人工毛植毛どっちがいいの?

薄毛が進行してしまった人には人工毛植毛向き

デメリットが多い人口毛植毛ですが、
・ドナー採取ができないほど薄毛が進行している方
・大量に髪を増やしたい方
・短期間で髪を増やしたい方
・痛み対して敏感な方
以上のような方にはメリットがあります。

 

自毛植毛に向いているのはこんな人

自毛植毛は、先ほどあげた『AGA治療ガイドライン』においてB判定(勧められる)を受けている手法です。プロペシアやミノキシジルとともに、世界でもっとも権威があると言われるFDA(アメリカ食品医薬品局)においても、薄毛治療の効果を認められています。自毛植毛が向いているのは、次のような方です。
・ドナーを採取できる方
・根本的な薄毛解決を求める方
・自分の髪を増やしたい方
・初回費用が高くても構わないという方

 

自毛植毛と人工毛植毛はこんなに違う!

植毛手術には、自毛植毛と人工毛植毛の2種類がありますが、人工毛植毛を行っているクリニックは大変少なくなっています。人工毛植毛では、頭皮トラブルのリスクが高いことや、定着率が低く、定着後も継続したメンテナンスが必要なことが懸念され、メンテナンスで植毛手術を繰り返すことで、頭皮へのダメージが重なり定着率がさらに低下して恐れもあります。以上から、植毛を検討されている方には、人工毛植毛ではなく自毛植毛を強くおすすめします。

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