人工毛植毛はデメリットが多すぎる!必要な費用はエンドレス

人工毛植毛のデメリットはとても多くて危険

薄毛対策の決定打として人気の植毛手術は、植える毛の種類によって、自毛植毛と人工毛植毛の2つに分けられています。

 

最近の主流の手術法は自毛植毛ですが、人工毛植毛が下火になってきたのは、デメリットや安全面での問題があるからです。

 

この記事では、人工毛植毛にはどんなデメリットがあるのか、何が危険なのかを詳細に解説しています。

 

 

 

人工毛植毛の禁止はアメリカで10年以上前から

薄毛治療の先進国であるアメリカでは、10年以上も前から人工毛植毛は法律で禁止されています。
また、国内でも日本皮膚学会が、AGA(男性性脱毛症)の効果的な治療法を選定した『AGA治療ガイドライン』において、人工毛植毛の推奨度は最低ランクのD判定(行わないようすすめられる)の評価となっています。

 

人工毛植毛が禁止されたり、行わないようにすすめられたりするのは、実際に術後、頭皮が化膿や炎症などの感染症を引き起こす可能性が高く、安全性に問題があるからです。
次項から、どのような危険性があるのかをみてゆきます。

 

 

人工毛植毛は健康面でのデメリットが大きい

人工毛植毛は、身体への悪影響に加え、定着率が悪い、見た目が不自然、メンテナンスを続ける必要があるなどのデメリットがあります。
各項目について解説してゆきましょう。

 

人工毛はうまく定着してもじきに抜けてしまう

人工毛植毛手術では、術後の定着率が悪く、人工毛が抜けやすいことが大きなデメリットです。
自毛植毛手術の場合は、生きている自分の毛髪を移植するため、移植された自毛は頭皮に定着し、そのまま成長をつづけます。

 

人工毛植毛の場合では、移植された人工毛は身体にとって自分自身とは異なる『異物』となるため、拒絶反応を起こし人工毛を体外へ追い出そうとします。
そのことが原因で、定着率が大変悪くなっているのです。

 

頭皮へのダメージはかなり深刻

人工毛はナイロンやポリエステルなどの合成化学繊維で作られています。
この素材自体に対するアレルギー反応がある場合、すぐに頭皮が炎症や化膿を起こしてしまいます。

 

また、身体にとって異物である人工毛を抜けにくくするために、頭皮の奥深くに植毛しますが、これは『トゲ』が深く刺さったような状態なのです。

 

そのため、アレルギーがない場合でも、ダメージは頭皮の表面にとどまらずに皮膚の深い部分に及び、元々あった毛髪まで抜けてしまうこともあるのです。

 

どうしても人工毛が身体に合わない場合は、抜き取ることになるのですが、その際に人工網が途中で切れて頭皮の奥に残ってしまい、取り除くことが難しくなることもあります

 

 

人工毛植毛のデメリットは見た目の面にもあり

人工毛植毛は、見た目にも不自然になりやすいというデメリットがあります。
同じ植毛である自毛植毛では見られないデメリットです。
なぜこのようなデメリットが生じるのでしょうか?

 

急に増えてフサフサ…すぐにバレる

自毛植毛では、薄毛でない部分からドナーとして自毛を採取してから、薄毛の部分に移植します。
そのため、広い範囲を一気に植毛することは難しくなります。
さらに、移植後、髪が自然に抜けてから再び生えてくるため、髪は少しずつ増えてゆきます。
人工毛植毛では、人工毛を好きな本数だけ植毛することができ、短期間で一気に髪を増やすことが可能です。
しかし、その反面急に髪が増えることで、周囲の人に植毛手術を行ったことがバレてしまいやすいのです。

 

髪型のイメチェンは不可

人工毛植毛で植毛した髪は伸びないため、短くすることは可能ですが長くすることが出来ないのです。
そのため、ヘアスタイルのバリエーションが少なくなってしまうことがデメリットです。
いつも同じ髪型でいいという方にとっては気にならないことでしょうが、せっかく髪が増えたのに、自由に髪のおしゃれが楽しめないのは、残念なことといえます。

 

植毛したのにメンテナンス費用が生涯必要

一度植毛して定着すれば伸び続け、抜けても生えてくる自毛植毛とは違い、人工毛植毛では定着した人工毛であっても、数年で抜け落ちてしまいます。

 

そのため、定期的に人工毛を植毛し続けなければ毛量を維持することができないのです。
自毛植毛に比べて料金は低くなっていますが、生涯にわたって植毛手術を受け続けるための手術費用が発生します。
したがって、時間面・費用面・肉体面での負担は人工毛植毛のほうが大きくなるといえます。

 

 

人工毛植毛にメリットはないの?

ここまで人工毛植毛のデメリットについて解説してきました。
人工毛植毛にはデメリットしかないような印象を受けられた方もおられるかもしれませんが、もちろん人工毛植毛にもメリットはあります。
どのようなメリットがあるのかを詳しくみてゆきましょう。

 

自前の髪の量が乏しくても人工毛なら植毛可能!

自毛植毛では、自前の髪があることが必須の条件です。
薄毛が進行して広い範囲がハゲてしまい、ドナーを採取できない方が植毛を選択するなら、人工毛植毛しかありません。

 

また、自毛植毛では、自分の髪の状態によって希望する髪型が制限される場合があります。
人工毛植毛なら、自分の髪の制約を受けることなく、思いのままの髪型が叶うのです。

 

人工毛なら短期間でめいっぱい髪を増やせる

植毛では、前髪や生え際の仕上がりが不自然になるケースがあります。
自毛植毛では、後頭部や側頭部などから採取する自毛は太くて堅いため、前髪に植毛すると違和感があることは否めません。

 

また、移植するのは株単位となるため、執刀する医師の技術力によっては、無骨で不自然な仕上がりとなることがあります。

 

一方、人工毛植毛の場合では、前髪に適した人工毛を選び、毛流れの方向などを考慮しながら1本ずつ植毛することができるため、生え際の状態を再現しやすくなっています。
目立ちやすい額の生え際においては、繊細な植毛が可能な人工毛植毛にメリットがあります。

 

そして、ドナーを採取する必要がないため、手術に掛かる時間が短くてすむことも、人工毛植毛のメリットです。

 

 

自毛植毛と人工毛植毛では定着率はかなり違う

日本皮膚科学会がまとめた『AGA診療ガイドライン』によれば、自毛植毛による定着率は82.5%以上となっています。
また、定着後は髪が抜けてもまた生えてきます。

 

人工毛植毛の定着率は、自毛植毛に比べてかなり低くなっており、定着したとしても、数年で抜けてしまいます。

 

そのため、抜けた部分に再び植毛する必要があり、継続的なメンテナンスを行わなければ髪の量を維持できないのです。

 

 

人工毛植毛にはデメリット>メリットというのが結論

薄毛改善の切り札といわれている植毛手術ですが、人工毛植毛にはメリットよりデメリットのほうが多く見受けられます。

 

人工毛植毛は、アメリカでは10年以上前に禁止となり、日本皮膚科学会でもD判定が下されていることからも、あまりおすすめできる手法ではないようです。

 

人工毛植毛は、頭皮トラブルのリスクが高いのに定着率が低く、定着後もずっとメンテナンスを続ける必要があります。

 

さらに人工毛植毛を手掛けている病院は大変少なく、手術を繰り返すにつれ、頭皮のダメージが蓄積され、定着率が低下していく心配もあります。

 

以上のことから、植毛手術をお考えなら、人工毛植毛ではなく自毛植毛をおすすめしたいということを、この記事の結論とさせていただきます。

 

 

人工毛植毛クリニックで手術は何時間掛かる?

自毛植毛の場合は、植毛の前に、後頭部や側頭部からのドナー採取や採取した場所の縫合、ドナー株の切り分けなどを行う必要があり、2000本の植毛手術なら、終了までに7時間程度必要となります。

 

人工毛植毛の場合には、そのような行程は不要なため、人工毛を植え付けるだけで手術は終了します。

 

人工毛植毛に必要な時間の目安は、植毛する本数によって異なりますが、1時間で平均約400~500本の植毛が可能で、2000本の植毛なら4~5時間程度となっています。
1回の手術に必要な金額も人工毛植毛の方が低く抑えることができます。

 

 

お手軽増毛のカツラにはどんなデメリットはあるの?

手軽な増毛方として、カツラがあげられます。
最近のカツラの質は向上しており、見た目も手触りも自然なものが増えているようです。
手術や投薬治療なしに、すぐに髪を増やすことができるカツラですが、高額なうえ、一度作ればずっと使えるというものではありません。

 

むしろ消耗品といえるもので、メンテナンスを行っていても、数年で作り変える必要があるのです。

 

また、自毛を活かしたカツラの場合、伸びてくる自毛に合わせてカツラを調整する必要もあります。
これらのメンテナンスのため、定期的に増毛サロンに通うことになり、時間的・金銭的な負担が続くのです。

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