植毛に寿命はある？知らなきゃ損する植毛知識！

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植毛に寿命はある？知らなきゃ損する植毛知識！

植毛手術は効果がはっきりと目に見える点が最大の長所です。ただし手術に伴うリスクがありますし、費用もそれなりに高額です。植えた毛髪がすぐに抜けてしまっては、他の育毛法よりコストパフォーマンスが悪くなってしまいます。手術の効果はどれぐらい持つのでしょうか。
まず人工毛の場合ですが、結論から言えば寿命は約1年～2年と考えるべきでしょう。見かけは人間の毛髪に近くても、人工毛は人間の体から見れば異物に過ぎません。体は異物を排除しようとするため、場合によっては拒絶反応が起きます。拒絶反応の少ない人工毛でも、生きた毛根は備わっていないので、永遠に定着することはできません。ですから1～2年ごとにメンテナンスをして、髪の毛を増やしていく必要があります。ただし手術をすれば即フサフサになれる点は、人工毛のメリットです。
自毛植毛の場合は、手術後1か月ほどで植えた毛髪が一度抜けてしまいます。これはヘアサイクルによる自然な現象で、定着すれば再び太い髪の毛が生えてきます。ただし、それまでの間は脱毛状態で過ごさなければなりません。逆に言えば髪の毛が少しずつ伸びていくので、周囲に気づかれにくいのが長所とも言えます。
植えた毛根が必ずしも全部定着するとは限りません。手術方法にもよりますが、10～20％の毛根は定着しないと言われています。しかし一度定着すれば、寿命は半永久的に長持ちします。ヘアサイクルがあるため、ときには抜けることもありますが、また新しい毛髪が生え変わってきます。メンテナンスフリーである点は、極めて大きなメリットです。AGAの原因には男性ホルモンが関わっていますが、自毛植毛のドナーにする後頭部や側頭部の毛髪は、男性ホルモンの影響を受けにくいという特徴があります。そのため頭頂部の毛髪より脱毛しにくいわけです。
なお半永久的といっても、一生フサフサの髪で過ごせるという意味ではありません。人によって違いますが、誰でも年を取れば頭皮の血流が悪くなり、毛根に栄養が行き渡らなくなって、自然に髪の毛が薄くなります。手術で植えた毛髪も、その影響は避けられません。これは後頭部や側頭部でも同じなので、植えた部分だけがフサフサということはなく、年齢相応の見た目になると考えるべきでしょう。ですから年をとってから手術をするのは、あまり意味がないと言えます。反対に若いうちから髪の毛が薄くなるAGAの悩みには、自毛植毛が有力な解決策になります。