植毛のちょっと怖い話│植毛の手術後遺症について

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植毛のちょっと怖い話│植毛の手術後遺症について

植毛で後遺症が残ることはありませんので、相談をすれば安心して施術を受けることができます。しかし、植毛に関して後遺症が残るのではないかと感じる人がいても珍しいことではありません。何故かというと、従来までの植毛は頭皮に対して悪影響を与える方法で行われていたからです。近年ではそのような方法はとっていませんが、頭皮に対する影響がどのようなものだったのかわからなかった時代ではそうした方法が主流になっていました。特に、より美容整形などに関心の高い海外ではこうした方法は既に禁止されているくらいです。
従来までは、合成繊維を利用した人工毛というもので髪の毛が作られていました。人工毛にもメリットは多く、例えば一度施術を行うと非常に多くの髪の毛があるように見えるのでいつでも好きな髪形にセットすることができたのです。また、合成繊維ということもあってかなり丈夫で、移植すると頭皮にある程度定着してなかなか髪の毛が抜けないというメリットがありました。しかし、合成繊維を使っているという性質上、頭皮から拒絶反応を起こしてしまう人も多かった事実があります。なぜ拒絶反応を起こしてしまったのかというと、人間の身体には生まれつき外部からウイルスなどの敵が入ってきたときにそれを排除しようとする免疫機能が存在するからです。免疫機能は、身体に悪い物質が入ってきたときに戦ってくれるので本来ならば全く身体に悪い影響を与えないのですが、合成繊維で作られたこの人工毛は免疫機能にとって害悪と判断されてしまい、攻撃が仕掛けられてしまうことがあったのです。これによって、人工毛を埋めた部分が化膿したり酷いときに炎症を起こして移植をする前よりも酷い状態になってしまうこともありました。
このような過去の失敗から、近年の植毛では合成繊維を取り入れた方法は採用されておらず患者自身の髪の毛を使った方法で移植が行われています。患者自身の髪の毛を使えば、元々自身の頭皮にあったものなので拒絶反応も起きません。何よりも、自毛で行うと頭皮に対する髪の毛の定着が早くなってより質の良い髪の毛を発育させることがわかっているのです。定着した髪の毛はその後に抜けたとしても産毛となって新しく髪の毛が発育されるようになりますので、何度か頭皮のメンテナンスを行うと髪の毛のサイクルが復活して増毛を実現することができます。
このように、植毛では後遺症も残らずに安全に増毛を期待する出来るのです。