植毛したいけど手術したくない。でも植毛が気になっている！！

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植毛したいけど手術したくない。でも植毛が気になっている！！

自分の頭皮からドナーを採取する自毛植毛の手術には、いくつかの種類があります。ニードル法は、針で頭皮に穴を開けて毛を埋め込むやり方です。移植用の株を針にセットして、1本ずつ押し込むので増やす本数が多ければ多いほど穴を開ける数も増えます。よって時間と手間がかかる方法です。傷口が目立ちにくいので、黒くて太い日本人の髪の毛に適していたので、かつては日本で最もポピュラーな手術法でした。しかし植毛の際に、頭皮を無理やり押し込むのでダメージを受けやすく、定着率の低さがデメリットです。特に髪の毛が細い人は効果が薄く、髪の毛が増えない事例もあったので現在はほとんど用いられません。植毛の先進国であるアメリカで考案されたのが、FUT法です。1つの毛根から生えている2～3本の髪の毛を毛包といい、FUT法では毛包単位で植え込みます。実体顕微鏡を使って手術が行われるので、仕上がりが自然になります。現在は日本人の髪の毛に合うように改良が進められており、最も多く用いられる方法です。クリニックによっては移植に最適な場所を科学的に計算することで、定着率95％以上を実現しています。かつては高い技術力が求められる方法でしたが、医療機器が向上したことで入院するほど大掛かりな手術ではなくなりました。5時間～7時間の施術で、日帰りが可能です。数日間は毛が抜けないようにヘルメットや帽子の着用が禁止されますが、それ以外は通常の生活を送ることができます。メスを使うので縫合もありますが、自然と溶ける糸を使うのでアフターケアが不要です。手術して1年間かけて髪の毛が伸びるので、周囲から薄毛治療を行ったことが気づかれにくいです。メスを使わないのがFUE法です。くり抜き用のパンチで毛根を採取して移植させます。熟練の医師でも1回でくり抜ける毛髪が限られているので、狭い範囲における植毛に適しています。担当する医師によって仕上がりも変わりますが、広範囲に毛を増やしたい場合は少なくとも2～3回は施術を繰り返す必要があります。そしてマイクログラフト法です。1度に髪の毛を1～3本ごとまとめて毛根ごとくり抜いて、薄毛の部分に移植します。1960年代は20～30本ごとに採取したので、ドナーが大きすぎて生え際が不自然でした。最新の技術では1～3本という数の少ない集まりをたくさん植えることができるので、生え際など綿密さが重要な部分で効果を発揮しています。