植毛を定着させる｜手術完了！気になる髪の毛の経過は？

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植毛を定着させる｜手術完了！気になる髪の毛の経過は？

植毛で定着率をアップさせるためには、施術時間を短くする必要があります。後頭部などから採取したドナーを放置する時間が長いと、定着しにくいです。これは医師の腕にかかっているので、クリニックを選ぶ時は、施術時間や実績を確認して腕の良い医師に担当になってもらうと良いです。また病院での施術が終わっても、植毛は完全には終了していません。自毛植毛では頭皮を切開して採取した髪の毛を植え込みますが、施術に使うパンチ状の機器は空気の圧力を利用することで、髪の毛を押し込んでいます。接着剤などを使わないので、傷口がふさがるまでは頭皮が不安定な状態です。よって施術後は自宅でのケアも重要になります。施術が終わった日は洗髪が禁止されています。シャンプーは翌日から使えますが、市販のものは洗浄力が高すぎて刺激が強いので使わないようにします。お湯で汚れやホコリを洗い流す程度で、医師に相談して赤ちゃん用の低刺激の製品を使うこともあります。その場合は、手を使わずにスポンジで髪の毛を押すのがポイントです。シャワーの水圧は弱めで、頭皮をこすらないように注意します。施術後1週間が経つと、傷口が安定するので一般的なシャンプーを使うことができます。いつものように手を使って洗髪しますが、力は入れません。2週間後には男性用のトニックシャンプーも使用でき、髪の毛にかかる圧力も定着率に影響を与えません。さらに日常生活でも、定着率を向上させるためのケアがあります。まず睡眠時間はしっかりと確保することです。夜10時から夜中の2時までは、髪の毛の発育に欠かせない成長ホルモンが多く分泌されます。この時間帯に深い眠りについていれば、ホルモン分泌が盛んになるので、健康的な頭皮が整えられます。次に食事は傷口を早く塞ぐ栄養素を意識します。脂肪が少ない高タンパクな食材や、抜け毛を防ぐミネラルとビタミン類が豊富な野菜を中心にメニューを立てます。わかめや昆布などの海藻には髪の毛の発育を促進する効果があります。女性の抜け毛は、女性ホルモンの低下が原因でもあるので、女性ホルモンに似た働きのある大豆イソフラボンを摂取して、移植した毛が抜けるのを防ぎます。さらに喫煙によってニコチンやタールが体内に入り込むと、血管が収縮して血流が悪くなるので、施術後1週間は喫煙を控えます。施術後における喫煙とアルコールに関しては、多くのクリニックで禁止事項に含まれています。