増毛・植毛の違いは?安いのはどっち?方法別に特徴と費用を解説!
増毛は薄毛をカバーするためのものであり、植毛は薄毛を治療するためのものです。
他にも薄毛を改善するための対策として発毛や育毛といった方法がありますが、方法が沢山ありすぎて自分に合ったものがどれか判断がつかないですよね。
そこで今回は色々な薄毛改善策の選択肢の中から、増毛・植毛・発毛といった分野に焦点を合わせて、それぞれの特徴の違いや考えられるメリット・デメリットを調査しました。
ベストな薄毛の改善方法探しのお手伝いができると思いますので、ぜひ最後まで記事を読んで参考にして頂けると嬉しいです。
自分に最適な薄毛対策を知るコツはある?
薄毛を改善できるのなら、お金に糸目をつけないという方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり経済的な負担は出来ることなら少なく抑えたいという方がほとんどだと思います。
すぐに結果が出るものばかりではないので、なるべく早く薄毛の悩みを解消したいと思う人にとっては施術にかかる期間も大切な判断基準になるでしょう。
数ある選択肢の中からどの方法が一番自分に適していて効果を感じられるのかについては、実際に体験しないと分からないこともあるかもしれませんが、費用面や必要な期間、施術方法などそれぞれの増毛方法の特徴をよく知ることは、解決策選びでは実はとても大切な過程なんですよ。
特徴をよく知りどの方法が自分にとって都合がいいかを検討してから、治療を開始すれば無駄な手間や費用を削減できると思います。
増毛と植毛はどう違う?方法や特徴を比較検討してみよう
増毛ってどんな方法?
まず一般的に増毛と呼ばれている方法の特徴を解説していきたいと思います。
増毛は自分の髪の毛に複数本の人工毛髪、もしくはライン状・ネットなどに植え付けられている人工毛や天然毛髪を結び付けて、髪の量を増やす方法です。
増毛時に髪を結び付ける方法も把握しておこう
結びつける方法は様々で、アートネイチャーやアデランスでは主に自毛の根元に結びつける「結毛式」が採用されていますが、スヴェンソンでは自毛に天然・人工毛髪を編込んで結び付けていく「編込み式」が採用されています。
また人工毛髪が植え付けられているシートを、特殊な接着剤やテープで固定するといった方法もあります。
施術そのものは人工毛髪を結び付けていくだけなので、来店して帰るときには薄毛が改善されているというように期間なども必要としません。
結びつける毛量も自由に選べるので、一度にたくさん増やしたり周囲にバレないように少しずつ回数を重ねて増やしたり、ある程度予算に合わせて施術が可能です。
また取り外しなども必要なく、人工毛髪の特殊加工によりそのままシャンプーやスポーツをすることも可能なので、日常生活にあまり影響がないのがメリットです。
しかし結び付けている髪は期間が経てば徐々に伸びていき、それに伴って結び目も根元から離れていきますし、結びつけている毛が抜ければ、人工毛も一緒に抜け落ちてしまいますので、そのままにしていると少しずつ毛量が減っていきます。
そのため定期的なメンテナンスが必要となります。
シートを貼り付けるタイプの増毛法では、異物が肌に密着した状態が続くので、蒸れて炎症を起こしたりかゆくなったりすることがあります。
そのため貼り付け位置に生えている毛髪を剃らなければならないことを覚えておきましょう。
植毛ってどんな方法?
植毛は頭皮に自毛や天然毛を移植していく方法なので、医療機関で外科的な手術を受けなければなりません。
近年主流となっている自毛植毛は、毛量が多い後頭部などから毛根部分を頭皮ごと切り取って薄毛の部分に移植するので、術後は一旦抜けるもののまた生えてきますし自毛なので違和感もありません。
一度植毛手術をしてしまえばメンテナンスが不要なのも利点です。
増毛と植毛の違いをいろんな観点から比較してみよう
増毛と植毛なら費用が安いのはどっち?
費用面での比較をしてみると、増毛の場合は施術する人工毛の質や本数にもよりますが、例えばアデランスでバイタルEXネオを1500本増毛しようと思ったら、料金は129,600円以上かかります。
一方植毛も量や方法によって金額は異なりますが、アイランドタワークリニックの場合基本治療費が20万円と1グラフトあたり1200円以上となっており、クリニックによっては総額で100万円など高額になることもあります。
施術費用だけを見ると増毛の方が安いように見えますが、増毛は先ほど説明したように定期的なメンテナンスが必要なので、例えば同じ増毛商品を10年以上利用し続けた場合、増毛の方が最終的な支出は多くなってしまいます。
一度植毛してしまえばメンテナンスはほぼ不要で維持費はかからないため、長い目で見ると植毛の方が、コストは抑えられそうです。
増毛と植毛の費用を比較した結果をまとめると
アデランス バイタルEXネオ(1,500本):129,600円+月々のメンテナンス費
アイランドタワークリニック(750グラフト):基本治療費200,000円+900,000円
- 初期費用で考えると増毛費用が一番安く見えるが継続して使い続ければ、メンテナンス費用が重なり高額となる
- 短期的に見れば増毛が費用を抑えられる
- 長期的に見れば維持費要らずの植毛がおすすめ
増毛と植毛なら効果が得られる期間はどっちが早い?
では薄毛改善に至るまでの期間的な観点から見てみましょう。
増毛にかかる期間
増毛にかかる期間は通常サロンに相談に行き、頭皮環境などのヘアチェックや施術料金などのカウンセリングを経て、いざ施術をするとなると数時間で終わるため、一番早いタイミングだと当日中に終わりますし、少しずつ増毛するような方法でなければすぐに理想のヘアスタイルにすることも可能です。
しかし増毛の場合施術して自然な状態を維持できるのはおよそ1ヶ月程度なので、定期的に結び直しや専用の理美容師によって地毛のカットをしなければなりません。
すぐに薄毛を改善させることはできますが、維持は半永久的に続きます。
植毛にかかる期間
一方植毛の場合も血液検査や術前検査を除けば、手術そのものは日帰りで出来るため、かかる期間はそれほど長くはありません。
術後も手術の副作用で、人によってはまぶたが腫れることがあるようですが、重労働ではない限り翌日から仕事をすることは可能です。
ただ重労働やスポーツ関連の仕事は、1週間程度避けるように言われることがあるようです。
完全に日常生活に支障がなくなるのは、1~2週間見ておいた方がいいかもしれませんが、薄毛改善そのものにはそれほど時間はかかりませんし、植毛の場合は術後の炎症などなければメンテナンスもほとんど必要ありません。
増毛と植毛なら精神的負担が軽いのはどっち?
メンタル面での負担は比較するまでもないかもしれませんが、植毛はメスやニードル、パンチなどを使う医療行為なので、ただ結びつけるだけの増毛と比べると勇気や覚悟が必要です。
またしばらくの間傷口が残るので、多少痛みがあったり、かさぶたができたりするのも人によっては精神的負担になるかもしれません。
増毛の場合は人工毛を結びつけるだけで皮膚が傷つくこともなく、美容室に行くような感覚で施術を受けることができますし、施術後もすぐに日常生活が送れるので気が楽ですよね。
増毛・植毛と発毛では根本的な違いが!
では発毛の場合は、増毛や植毛と比べるとどう違うのでしょうか?
まず発毛は根本的に新しく髪を継ぎ足すというものではなく、頭皮環境を整えたり、プロペシアなどの内服薬やミノキシジルなどの外用薬といったAGA治療薬を服用したりして、髪が生えてくるのを促す方法です。
発毛は治療の効果を実感できるまでが長い
治療の効果が実感できるまでには、数ヵ月かかることもあり即効性はありません。
費用面でいうとクリニックをちゃんと選びさえすれば処方薬代程度で済むため、増毛や植毛のように高額になることは少ないです。
ただ物理的に増やす方法と違って処方薬の効果が出るまでには個人差がありますし、確実に効果が出るとは限らないので、下手すれば何ヶ月も高い処方薬を飲んだのに、薄毛が改善しなかったというケースも考えられます。
また定期的に治療薬を処方してもらわなければならないので、クリニックに通院する時間や手間も必要です。
かつらのメリット・デメリットは?
まだ増毛技術が発達していなかった頃は、薄毛を改善する方法として主流だったのはかつらです。
かつらは人工毛や天然毛が植え付けられた土台ごと帽子のようにかぶるものなので、激しい動きでズレたり外れたりする問題点があります。
以前ほどではありませんが、かつらそのものにネガティブなイメージもありますし、見た目だけを補うものなので根本的な解決にはならず、かつらという選択肢を嫌がる人もいます。
今はかつらもお洒落の一つ
ただ最近ではコスプレやおしゃれのためにウィッグを付ける人も増え、かなりイメージは改善してきています。
プロ棋士の佐藤伸哉さんのようにネタにしてしまう人まで出てきているほどで、以前に比べるとそれほど隠し通さなければならない秘密のような扱いでもなくなっています。
かつらを作るためにかかる費用は、大きさや使用する人工毛の質にもよりますが数十万円することもあり、消耗してくると修理もしなければなりませんのでそれなりに維持費もかかります。
オーダーメイドウィッグを作るなら完成までの期間に注意!
かつらは完成品を購入してかぶれば見た目はすぐに改善しますが、オーダーメイドウィッグなどを作る場合には作成期間が1~2ヶ月かかることもあります。
条件としてはそこまで悪くはないと思うのですが、中にはかつらをかぶるくらいならハゲたままでいい!という人もいるほど、好みは人によって極端に異なる増毛アイテムです。
薄毛を改善する方法は何を基準に決める?
数ある選択肢の中から何を選ぶかは、端的に言ってしまうと個々の好みや都合で決めるのが一番いいのではないかと思います。
薄毛に悩み始めた人は、まずは発毛や育毛の方で解決できないかサロンに行くことが多いでしょう。
シャンプーの仕方や育毛剤で改善するならそれが一番楽ですし、費用的な負担も少なくてすみます。
気軽に美容院に行く感覚で、薄毛を改善したい人にとって人工毛を結び付ける増毛は都合が良いでしょうし、比較的増やし方にも自由度があるので、周りにバレないように増やしたいといった希望を叶えることも可能です。
とにかくメンテナンスをする時間がない人にとっては、自毛植毛の方がいいと思われるかもしれません。
長年増毛を受けてきた人は、続ける限りメンテナンス費用がずっとかかるのが負担になり、一度で終わらせてしまいたい!と自毛植毛の覚悟を決める人もいます。
根本的に自分の頭皮から自然に髪を生やしたいと考える人の中には、AGA治療専門クリニックなどでの治療にチャレンジする人もいるでしょう。
一通りの増毛方法を知ってインスピレーションだけでこの方法にしよう!と決める人もいるかもしれませんし、経済的な事情と好みで決めるのもアリだと思います。
ただ気を付けてほしいのは、一時的な出費は少なくても長期的に維持費が必要なものは、何年維持するとしたら総額いくらになるのかなどをよく考慮して決めた方が良いでしょう。
最近では定額制で増毛サービスを行っているところもありますので、期間を定めて利用してみて今後どうするか検討するのもいいかもしれませんね。
増毛や植毛は無料カウンセリングに行くことが解決の第一歩に!
植毛を行っている美容外科やAGA治療専門クリニックなどでは医療機関ということもあり、医療行為に関してのリスクを理解してもらうための無料カウンセリングが行われています。
そこでは頭皮環境のチェックや治療内容・費用の詳しい説明を受けることができます。
マイクロスコープを使って専門カウンセラーが、毛根や頭皮の状態をチェックしながらカウンセリングを受けられるので、治療を開始するかどうかは別として、育毛・発毛に関する知識やモチベーションを上げることができます。
植毛手術に関するリスクはもちろん発毛専門クリニックでも、治療薬の副作用などしっかりと理解して治療を始めることができるので、無料カウンセリングを受けてみるのも改善策探しには役に立つでしょう。
増毛のクオリティを知りたいなら無料体験もオススメ!
また増毛サロンではカウンセリングだけではなく、無料体験を受けられるところもいくつかあります。
アデランスでは人気のバイタルEXネオを120本無料で体験できますし、ヘアチェックなどももちろん無料で体験できます。
スヴェンソンでも編込み式の増毛法の体験、アートネイチャーではマープの増毛体験などもあります。
無料体験の増毛量は少ない量かもしれませんが、人工毛の質を実生活の中で体験できるので、増毛を試してみたい人にはおすすめの無料体験です。
どの方法を選べばいいのか迷ってしまったら、とりあえず無料体験を受けてみて考えるのもアリですよ。
芸能人が宣伝している増毛・植毛はどこ?
増毛ランキングで常に1位2位を争うアートネイチャーの広告塔には、トレンディエンジェルの斎藤さんとたかしさんが起用されていますね。
あのお笑い芸人さんたちはハゲをネタにしているので、増毛した姿をバラエティで見ることはできませんが、アートネイチャーの公式ホームページには増毛後のお二人が見られますので、まだ見たことない方はぜひ覗いてみてください。
一瞬誰か分からないほどの変身ぶりが見られますよ。
そしてアートネイチャーに次ぐ大手のアデランスのメンズ部門では、船越英一郎さん・遠藤憲一さん・バレエダンサーの岩田守弘さんが起用されていますし、レディース部門では浅野ゆう子さんのTVCMはよく目にしますよね。
スヴェンソンの広告塔はやくみつるさんですね。
どの企業も施術前と施術後の比較までされているところもあり、増毛のイメージをしやすいCMになっています。
各社公式ウェブサイトにCM集がアップされていますので、興味がある人は見てみてくださいね。
増毛・植毛・発毛は自分にとってベストな薄毛改善を
今は薄毛改善の方法もいろんな種類が増えて、自分の好み・都合・予算に合わせて選べるようになっています。
選択肢が増えた半面、どの方法が一番いいのか迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
どの方法を選べばいいのか分からない時は、興味があるクリニックやサロンに無料カウンセリングに行ってみてください。
もし勧誘がひどいところに当たってしまった時はしっかり断って、家に帰宅してからよく検討してくださいね。
無料カウンセリングでヘアチェックなどを受けてみると、今度どうしたいかが見えてくるかもしれませんよ。