植毛│どのくらいの割合植毛したら自然？

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植毛│どのくらいの割合植毛したら自然？

植毛手術を受けると、まぶたが人によっては腫れてしまうことがあります。
腫れてしまうのは自分の髪の毛が生えている部分や髪の毛を植え込む部分に麻酔をかけたり、針やメス、穴あけパンチなどを使う、切り取りや植え込みの作業が原因です。

今では行われていない頭皮に負担のかかるパンチ式植毛という手法を採用した手術を行っていたときは、高い割合の人がまぶたが腫れる症状や、眼の周辺の内出血でくまが出る症状が出ていました。
これは頭皮を小さい単位で切り取る技術が進歩する途上にあったためで、現在は毛穴単位で頭皮を切り取るFU株を植毛手術に使うようになり、髪の毛を植え込むための切り込みも小さくなることで、頭皮の負担が格段に減ったことで患者さんにまぶたが腫れる症状が出る割合はかなり減っています。
しかし今でもFU株とFU株より大きいMFU株を混合して髪の毛を植えつける方法を採用した手術の場合は、頭皮の負担がFU株だけを使う手術より増えるので、およそ三人に一人の割合で、まぶたが腫れる症状を起こすことがあります。

FU株を使う手術が主流になったためまぶたが腫れる症状は減少しているのですが、それでも額は直接髪の毛を植え込む部分ですので、三割程度の割合で腫れる症状が出ることがあります。
額の皮膚は厚いので腫れても目立つことはあんまりありませんが、まぶたまで腫れてくると顔つきが周りの人でも分かるほど変わることがあります。
顔つきが変わってしまうほど腫れる症状が出るのは患者さんの３％程度で手術を受けた日から三日目くらいから腫れてきて七日目くらいで治まります。
腫れの症状は植毛手術が成功する確率を左右させることはないのですが、患者さんにとっては心理的にも負担がかかります。

また年齢的にも五十歳以上の患者さんは免疫力の高い若い患者さんより腫れやすくなります。
高血圧の患者さんや手術中に血液がにじみやすい体質の患者さんも腫れやすくなります。

また髪の毛を植え込むところが、まぶたに近かったり、植毛する髪の毛の密度が濃く、植え込む株の数が多い手術のときも腫れやすくなりますが、手術を行う前に腫れるかどうかを予測する方法は今のところないのが実状です。

そしてステロイドのお薬を服用したり、麻酔薬に少しだけステロイドを混ぜることで腫れにくくなることがあります。
他にもいろいろ予防する方法がありますが、腫れる症状はじきに治まりますので、あまり気にしすぎないようにするのも一つの対処方法です